パンジーの目の治療を始めてから3ヶ月。前回の記事では間違いだらけのお世話記録をまとめました。
やはり最大の過ちは、ストレス解消に、とエリザベスカラーを時々取っていたことです。
眼科専門病院での治療は、目の詳しい状態も分かるし特殊な機械で処置してもらえますが、治療費は一気に高額になります。
すでにかなりの出費となっていて、1日30回の点眼で世話係もパンジーも疲れ切ってましたが、目は順調に治りかけていました。
が、しかし。
カラーを外していた時の、ほんの一瞬の出来事で目は真っ赤に充血。
すぐに病院を受診しましたが、また大きく傷ができ、「ふりだしに戻ってしまいましたよ」と言われ、人生でこんなに後悔したことはないってくらい後悔しました(TーT)
そして、この日から心を入れ替えました。
目の治療で徹底したこと「絶対にエリザベスカラーを外さない」
パンジーは角膜潰瘍がなかなか治らない状態でした。
丈夫な膜が目の表面に再生されるまでは、「絶対にエリカラを外さない」
本当に、この一言につきます。
おトイレ問題
カラーがトイレのフチにぶつかって入りにくくても、気張りにくくても、猫なりに感覚を覚えていきます。
確かに初めはストレスフルで、トイレを我慢していたので心配でたまりませんでした。
でも2日も経てば慣れてくれます。
ここで「かわいそうだからー」と外してしまわないよう、心を鬼にしました。
ご飯とお水問題
エキゾチックショートヘアのように鼻ペチャタイプと、他の猫さんとで全く違うかもですが。上の写真を見ての通り、固いカラーが前に突き出て固定している状態です。
エキゾはもともと食べるのが下手。パンジーの場合は普段から手食べだったのでご飯はいつもと変りなかったのですが、お水をうまく飲むことができなくなりました。
頑張ればなんとか飲めるのですが、カラーがあたって飲む前にお水のトレイがひっくり返る&顎下はビショビショで蒸れに蒸れる。
皮膚がかぶれて痒くなったら困ると思い、人間の赤ちゃんが使う水飲みスポイトを使いました。
このスポイトは水と落とす速さも加減しやすいので、ペット用の注射器タイプのスポイトより使いやすいと思います。
在宅勤務が続いている状況じゃないと、お水まで介助するのは無理だったと思いますが、この状況で本当に助かりました
ハードタイプのエリザベスカラーの良い点
治療を始めたころは、「ハードタイプなんて、猫にはストレスでしかない」と思ってました。
でも、ハードタイプで完全固定する生活を送るにつれ、ハードタイプの良さが分かりました。
①物にぶつかっても目が守られる
ソフトタイプだと、ぶつかった時はカラーもぐにゃっとなりますよね。
なので、ぶつかった衝撃をそのまま目にも受けることになります。
ハイテンションで走り回る時、床がすべってそのままドスンと当たることが多い我が家のパンジー。エキゾは特にですが、ぶつかる時も鼻と目の高さが同じなので、目が当たってしまうリスクも大きいんですよね。
ハードタイプだとぶつかったときもカラーに守られるので、とても安心でした。
②他の猫が顔を舐めにくい
これは、我が家のはぐパンの関係性ではほとんど心配なかったのですがw
仲のいいネコちゃん同士だと、顔をぺろぺろ舐め合います。病院の先生曰く、この舐め合う行為で目の表面をなめてしまうこともあり、治療を邪魔してしまうことがあるんだとか。
じゃれ合っているときに猫の手が顔に当たりにくいことも安心です。
ケガしたところを本人が舐めないように予防する場合や、目を擦らないようにする目的であればハードタイプでがっちり固定までしなくてもいいかもしれませんが、とにかく、目の表面が再生されるまでの期間、しっかりと目を守るのはハードタイプが安心です。
(パンジーは、やっと目の表面の膜が再生されたのでソフトカラーに切り替えています)
パンジーが着けていたものは病院で提供してくれましたが、下の写真はnekozukiさんのもの。
ソフトタイプを持っていますが、快適性にこだわって作られているものなので、ハードタイプもいろんな配慮がされているそうです。
パンジーの場合、さらに目を守るために首元にネット包帯を装着しています。
この包帯があることでカラーが常に前に押し出された状態になり、猫が自分の力で顔を前に出してしまうことを防いでいます。
同じものではありませんが、こういうものですね。
まだ、もうしばらく治療が続きます。パンジーガンバレ(世話係も)!