猫と暮らしている方は、塗装の匂いって猫に大丈夫なの?と気になると思います
以前のマンションでも玄関枠の塗装工事があり、心配性すぎる世話係の私はいろんな対策をして工事当日を迎えました

今回の大規模修繕工事は以前のマンションの修繕工事ではやっていなかった、共用廊下の壁面や天井、手摺の塗装が盛り込まれています
今回はそんな塗装作業の様子をまとめました
猫に塗装の匂いって大丈夫?
犬も猫も人間の嗅覚よりはるかにすぐれていることは既知の事実
犬は犬種によって違うそうですがおよそ人間の100万倍~1億倍、猫は20万倍以上の嗅覚をもっているそうです
人間でも気になる塗装の匂い。これだけ優れた嗅覚を持っている犬や猫たちには相当な匂いと感じるはず
ネット情報によると有機溶剤(シンナー)の匂いは犬や猫に以下のような症状が出る可能性があるそうです
落ち着きがなくなる/食欲不振、嘔吐/動けなくなる etc
大規模修繕の説明資料には使用する塗料について以下のように書かれていました
- ほとんどの塗料は匂いの少ない水性塗料で、ホルムアルデヒドの放散レベルの最も低いF☆☆☆☆(フォースター)
- ウレタン防水・長尺塩ビシートの接着剤は弱溶剤系で匂いが発生
- シンナー臭や有機溶剤のアレルギーがある人は事前にSDS(製品安全データシート)を主治医に確認してほしい
- 小動物が室内にいる場合は留守時に特に気を付けてほしい
ググるのが大好きな私は調べてみました
弱溶剤は、溶剤系塗料と水性系塗料の中間の位置づけで、「溶剤系塗料ほどではないが特有の匂いは強い」
だそうです
確かに、ウレタン防水作業の日はけっこうな匂いがしましたよ
塗装工事の様子(ベランダ側)

とある日の朝、カーテンを開けると視界が遮断されている・・
おそらく前日からこうなっていたのだと思いますが、夜に帰宅したので気が付きませんでした

ベランダの塗装作業は10日程度続いて、外が見えないため閉塞感を感じてどんよりとした気分になりました

塗装後は窓の養生は外され、ウレタン塗装作業開始
ようやく外を感じることができました(といっても、足場の幕はあるのですが)

ベランダ側の塗装作業は、窓をしっかり締めていればほとんど感じることはありませんでした
塗装作業の様子(共有廊下側)

共用廊下側の塗装作業のため、廊下側の窓の格子が外され、エアコン室外機も養生の準備が始まりました
玄関扉の枠は扉交換時に枠も付け替えになると聞いていますが、白系の塗料が塗られていました
とある日、帰宅すると玄関がこんな状態に!

これ、ドアを開けたら秒で破れるパターン!?と心配になりましたが、意外としっかり養生されていました
数日後にはエレベーターもこんな姿に

扉の開閉で中に引き込まれて破れてしまわないのか気になりましたが、こちらも意外と丈夫です
以前のマンションの大規模修繕では共用部の塗装はやっていなかったので、共用部の塗装工事を見るのは今回が初
玄関扉もエレベーターも養生シートは破れることなく、この養生された状態が2週間ほど続きました
塗装中、猫たちはどうだったか
ベランダ側の塗装は窓を閉めておけば室内に匂いが入ってくることはなかったですが、共用部側の塗装作業時はけっこう匂いが入ってきました
猫たちが具合が悪くなったりしないか気になりましたが、我が家の猫たちはあまり気にならなかったようで・・

逆に人間のほうが過敏になるくらい
玄関側の窓を閉めていてもかなり匂いが入ってくるのはなぜなんだろう?と気になっていたのですが、ある日やっと原因がわかりました
原因は玄関ドアについているポスト

猫が主役の分かりにくい写真でごめんなさいですが、このポストにジャバラ状の隙間が空いていて外気が流れ込んでいたんです
犯人はお前だったのか!
というわけで、ジャパラの隙間を白ガムテープで塞いだところ、室内に匂いがほぼ入り込まなくなりました
ネットで調べたところ、この隙間を塞ぐと冬場のすきま風対策にもなるんだとか
寒い季節がやってくる前に豆知識を得たところですが、間もなく玄関扉も交換され、次の玄関ドアはポストなしタイプになるのですよ