パンジーの目の治療、初めのケガから数えると4か月目も過ぎてしまいました。
眼科専門病院に通って、エリザベスカラーを着けるようになってからも2か月を経過。
今はハードのエリザベスカラー完全固定が終わり、ソフトカラーをメインにしつつ、時々状況によってハードカラーも使っている状態です。

目の治療をしだした初めのころの間違いだらけのお世話記録や、ハードタイプのエリザベスカラーの良さに気が付いたことは以前まとめましたが、今回は点眼生活で私なりに気を付けていることや、長期の点眼治療で学んだことを書き連ねます!


点眼の種類と回数の管理
眼科専門病院で、本格的に治療を始めた初日、5種類の点眼剤と予備の眼軟膏、内服薬1種類を処方されました。
これだけの種類の取扱いを一気に聞いただけで、軽く貧血が起きそうなレベルでしたがw
一番管理に気を付けないといけないのが「血清点眼」。
冷蔵庫保管し、日持ちはしないので4日くらいで使い切る。未使用のものは冷凍保存。1本目がなくなったら冷蔵庫で自然解凍とのこと。
1本のなかにも必要分の点眼量くらいしか入っていません。1滴も無駄にできないくらい高価なものでした。
点眼回数の管理はエクセルを活用
これだけの種類で回数もバラバラなので、どの点眼を何回さしたのか頭で覚えるのは到底不可能。
点眼する度にレ点のチェックを入れれるような簡単な表をエクセルで作って印刷し、毎日その管理表に書き込んでチェックしていました。
一日の点眼回数が多かった初めの数週間は、毎日「あぁ、あと〇回ささなくっちゃ」と紙を見ながら確認し、一日の点眼ノルマを達成してはプチ達成感を味わって過ごしていました。
パソコンがない場合でも、毎日の点眼回数をチェックできるような表を手書きで作成して、その表を何枚か印刷すると管理しやすいと思います。
治療の経過とともに点眼の種類もへってきて、現在は3種類だけになり書きこまなくてもやりきれるようになったので、今は使っていません。
1回使い切りタイプの点眼
1本ずつ切り離して使う1回使い切りタイプの点眼剤は、防腐剤が入っていません。
1回使い切りで、一日6回さすとのことで箱単位で処方されましたが、初めのころは本当に毎回使い切りで6本ずつ使っていたのであっという間に1箱なくなってました。
このスピードで使い続けたら点眼代だけでも破綻しちゃいそうと焦っていたら、
「点眼の間隔を調整すれば、1本を数時間で複数回さすくらいは大丈夫ですよー」
とこっそり教えていただいたので、それからは倹約もかねて1日2本程度でやりくりしています。(防腐剤も入っていないですし、開封後の保管状態も気を配っています。自己判断ですが)
点眼で気を付けていること

目の周りはこまめにケア
点眼すると目から点眼剤があふれますが、溢れた点眼剤はその都度拭き取らないといけません。
一日何度も点眼していると毎回拭き取るのも面倒でそのままにしていることも多かったのですが、どんどん目の周りがガビガビになっていきました。
途中、眼軟膏も使っていたころは、軟膏のねちゃっとした成分も合わさって、目の周りが大変なことに・・
拭き取るのは、ティッシュよりもコットンのほうが肌に優しいし吸収もいいと思います。
天然コットン100%、サイドにマチの処理がされていないものは100均でも売っていますのでお勧めです。ワタシはコットンを小さくカットしたものをストックしています。
点眼は1滴で十分
点眼は1滴じゃ物足りない気がして、初めのころは1回に2滴くらいさしていたのですが、病院で確認したところ、ちゃんと目にはいっていれば1滴で十分だそうです。
何滴もしても眼からあふれるだけなので、効果的なのは点眼量を増やすのではなく点眼回数を増やした方がいいとのこと。
点眼の間隔はどのくらいあけるべき?
何種類も点眼があると点眼できるときにまとめて点眼したいところですが、一気にさしてしまうときちんと成分が吸収されず効果が薄れてしまいます。
病院によって点眼の間隔もばらつきがあるようですが、ワタシの通っている眼科では10分開けてくださいといわれています。
点眼の負担を減らすための工夫
今は1日15回程度に減りましたが、猫にとっても何回も捕まえられて点眼されるのはストレスですよね。
ワタシは少しでもストレスが減るようにと、ブラッシングや顔回りのお手入れタイムも活用しながら、合間に点眼をしています。
2種類の点眼をするときは、効果を長く持たせたい方の薬を後にした方が良いとのことです。
(初めに1種類点眼し、その後時間をかけてゆっくりとブラッシングして、10分ほど経ったら2種類目の点眼をさすという具合にしています)
毎回褒めてあげる
ずっとエリカラをつけて、一番不自由でストレスがたまっているのは猫本人です。
ワタシは点眼の都度、「はい、ありがとうねー」と声をかけ、その日の最後の点眼のときは「これでおしまい、今日もよくがんばったねー」と褒めてあげています。
最上級の褒め言葉は、「はぐりお姉ちゃまは、点眼なんて全然できないのよー。パンちゃんは本当に点眼が上手でえらいねー、おりこうさんだねー」ですw

ちなみに、はぐりのように点眼1滴さすのに10滴くらい無駄になりそうなタイプのネコちゃんの場合は、違う治療法にすると病院の先生がおっしゃってました。
はぐりに1日30回も点眼をしようとしたら、はぐりも世話係は初日で疲労困憊することでしょう・・
ちなみに、最初の1日30回点眼していたころは、さすがに人間も疲れました。
ずっと在宅勤務が続いているので助かりましたが、やはり仕事に集中しているとちょっと時間が空いてしまうこともあり、日中に回数がこなせなかった日は夜に頑張らねばならず、猫も人間も気力が必要です。

もう少しで治るはず!がんばれパンコ!!