2023年10月に猫2匹を連れて長距離引越しを経験した記録もいよいよラストです
新居に引越してからの猫たちの反応、ストレスからくる体調の変化についてまとめました
引越しの状況や猫たちの性格によっても反応は様々かと思います
「我が家の猫たちの場合はこうだった」という程度にご覧くださいね
周りの音に過敏になる
引越しの荷物搬入が終わった後の3日間は、設備工事や購入家具の受取等、人の出入りが続きました
[引越し後3日間の出入り]
●点検/受取
家具3件、荷物2件、ガス開栓
●工事系
エアコン、整水器、鍵交換、ネット回線
3日間で出入りが10件なのでマンション入り口と玄関でピンポンが鳴り響くこと20回!
寝室にずっと隔離していたのですが、ピンポンがなるたびにベッド下に潜り込みそのまま数時間出てこないというパターンを繰り返しました

ピンポン音を軽やかな音楽に変えれば過敏にならないかな?と思って、インターホンの設定をいじって音の候補を聞きまくっていたところ、

いろんな音のチャイムを鳴らしまくって余計に猫たちを怖がらせるという、世話係失格の大失態を演じてしまいました・・
前の家との立地の違い
以前の家はエレベーターから離れてた角部屋だったので、我が家に用事のある人が来ない限り、人の気配を感じることはありませんでした
また、窓が道路に面していなかったので外から人の声が聞こえるということもほぼありません
現在の家は玄関前がエレベーター乗り場
隔離していた寝室は玄関側通路に面しているため、エレベーターを利用する人が来るたびに気配を感じ取り、これまでにない経験でストレスが大きかったのかもしれません

外に人の気配を感じるとジッと構えて、気配が消えるまで監視

ご飯を食べていても、外から気配を感じるたびにふたりとも監視体制に入ります

今の家はマンション東側、南側が通学路なので子供たちの声がよく聞こえます
子供たちがお互いに聞こえなくなるまでバイバイを言い合ってる微笑ましい声も、猫たちには驚きの体験だったのでしょうね、、
外に人の気配を感じても家の中には入ってこない、ここは安全な場所なんだと猫たちが理解できるまで時間かかったのは立地の差が大きかったのかもしれません
パニックによる夜鳴きと徘徊

パンジーは大丈夫でしたが、はぐりは夜になるとパニックで興奮し、夜鳴きと徘徊を繰り返しました
引越し当日から1週間ほど続き、私も睡眠不足で疲労が蓄積・・
パニックが始まると、入り口ドアをガリガリしたり、クローゼット内のコートによじ登ったり。
コートへのよじ登りは服のダメージも気がかりで、引き離そうとしても爪を立てているので余計に引っかかるし、クローゼットを閉めてしまうと開けろと騒ぐし、開けたらまた同じことを繰り返すし・・
キャリーバッグの狭い空間にいれたら落ち着くのかも?と思って試してみたら余計にパニックがひどくなり口呼吸治まらないという悪循環でした
日中はジッとしているのに、夜にパニックになるのは何で?

扉の向こうが分からないストレス
当初の予定では、引越し後3日間は工事や家具の搬入で人の出入りも多いので寝室に完全隔離しようと考えていました
寝室だけで先に慣らして、他の部屋はある程度荷解きを済ませてから解放したほうが猫たちにもいいのかな?という憶測だったのですが、これが逆効果だったのだと思います
ピンポンがなって誰かが入ってきて、寝室ドアの向こうでいろんな人が歩く音・しゃべる声が聞こえる
旧居で空っぽの室内を見せたことでパニックを引き起こしたので慎重になっていたのですが、家の中を少し探検させてみました

気になっていたドアの向こうを確認できて落ち着いたのか、やっと尻尾を少し上げて歩き始めました
周りの状況を把握したいのに、自分の目で確認ができない。そんなストレスが大きかったんだと思われます
人の出入りが続いた数日はベッド下に隠れている時間が圧倒的に多かったですが、夜中のパニック時間も徐々に短くなり、私の睡眠不足も改善
人の出入りがなくなってからは穏やかに過ごせる時間が増え、ソファーやベッドでリラックスする姿も見られるように

食欲低下と体重の減少
引越し後、大好きなちゅーるだけは食べ続けてくれましたが、ご飯を食べる量は極端に落ちました
周りの音に過敏だったこともあり、ご飯を食べていてもたびたび中断
初めの1週間は、ふたりで1匹の一日分の量も食べきれない状態でした
パンジーは新居でくつろぎだすのは早かったのですが、食欲低下ははぐりよりも酷かったように思います
茹でたささみをあげてみたり、総合栄養食のお気に入りおやつを多めに上げたりしましたが、ふたりとも一日分の量を食べきれるようになったのは、引っ越して1か月以上経ってからです
クリスピーキッスの総合栄養食シリーズのおやつ、知ってますか?
これ、店頭で取り扱ってるところがあまり多くないんですよね・・通常のおやつシリーズはどこでも売っているのですが
ご飯はあまり食べないけど、これはおやつだと思ってよく食べてくれたので引越し前にもっとたくさん買いだめしておけばよかったと思いました。
体重がかなり減ってしまったので、早く元の体重に戻るよう絶賛甘やかし中です!
身体に出たストレス症状
トイレ問題
幸いなことに、ふたりとも下痢や便秘、膀胱炎といったストレスによるトイレトラブルはありませんでした
目の傷
引越し2日目、ふと見るとはぐりの目の表面に2mmくらい丸くえぐれたような傷が!

移動中はずっとパニックでキャリーバッグのメッシュに顔をこすりつけることもおおかったので、その時に目に傷がついたのかもしれません・・
鼻の高い猫さんだとあまり起きないケースだと思いますが、エキゾチックショートヘアのような鼻ぺちゃタイプは真っ平なだけに、普段から目に傷がつきやすいです
目が開かないほどの深い傷ではなかったので、パンジーの眼科通院でストックしていた使い捨ての点眼剤(ヒアレインミニ)で様子をみることに。
夜鳴き徘徊も続いていたころだったので、病院に連れ出すのは負担も大きく何としても避けたい・・
数日点眼を続けたところ、傷が分からないようになったのでおそらく自然治癒。
病院に行かずに済んで一安心でした
顎の腫れ

引越して2か月程経ち、かなり新居にも慣れたころにふたりにそれぞれ症状がでました。
パンジーは顎の腫れ
毛も長いので気が付くのが遅かったのですが、顎に大きく腫れた塊が!
かかりつけとなる動物病院をまだ探しているところだったので、とりあえず通いやすそうな場所にある比較的新しい動物病院で診てもらいましたが、、
夜間診療も対応している病院だったので安心できるかなと期待していたのですが・・
処方された軟膏をこまめに塗っているのに一向に腫れが引かず、逆に腫れが大きくなってきたので別の動物病院で診てもらうことに。
こちらは開院して20年以上のこじんまりとした動物病院
ベテランのとても優しそうな先生は、適格な診察とアドバイスをしてくれました。
引越しで環境が変わると、顎や尻尾の付け根にあるフェロモンの分泌腺から自分の匂いをつけようとするそうで、顎の分泌腺の出口が詰まって腫れているんだそう
処方された軟膏を塗るよりも、分泌腺の詰まりをよくするために洗ってあげるほうがいいかな!とのことでした
今後はかかりつけ医としてふたりをお願いしようと思います!
軟膏を止めてアドバイスどおりにしたところ、1週間もしないうちに改善しました
脱毛

同じくらいのタイミングで、はぐりには脱毛の症状がでました
両耳の後ろ側の毛が抜け落ちています
痒がるような仕草はないので皮膚病の類ではないのかな・・と思いましたが、とにかく外出に慣れていないので外に連れ出すことのストレスのほうが心配。
パンジーの顎の腫れで診てもらった2軒目の動物病院の先生に、症状を相談してみました。
脱毛の境目の毛を引っ張ってみてごそっと抜けたり、脱毛エリアが広がってくるようであれば診察に連れてきてほしいけど、ストレスをかけないのが一番だからひとまず様子見でいいでしょうとのこと
脱毛に気が付いたときは驚きましたが、その後は広がることもなく剥げた場所に毛が生えてきました

ハゲを見つけてから2か月半ほどたった写真です。まだハゲの三角ゾーンの毛は短めですがもう少し伸びたら完全に分からなくなりそう
顎の腫れや脱毛は引越し後に慣れてきてからの症状だったのですが、引越しのストレスが後から出ることもあるんだなと思いました
人間も、疲れやストレスをためこんでそのあとに異変が出ることありますもんね。
猫たちを連れての引越し記録、もう少し早く書き上げるつもりだったのに気が付けば引越してから4か月も経ってしまいました!
今では新居もすっかり我が家認定され、毎日楽しい日々を過ごしています

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