みなさん、愛猫の歯磨きしてますか?
「ちゃんとやってます」と答えれる世話係さんはきっと少ないはず。
私はというと、「と、と、ときどきやって・・ます(小声)」としか答えれません。
猫の歯の数は乳歯のときは26本、永久歯は30本になるそうです(犬の永久歯は42本)。人間の永久歯は親知らずを含めると32本。
えっ、猫と人間の歯って2本しか違わないんだ。意外ですねー
人間もそうですが、猫も歯のケアを怠るとやがて歯周病になります。歯周病になると食生活に大きな支障がでますし、健康にも害を及ぼしかねません。
愛猫の歯の健康は世話係の努力にかかってるんだ、がんばらねば!と自分にも喝を入れるために、猫の歯磨きについてまとめてみました。
猫の歯磨きって必要?
はい、猫も歯磨きは必要です。
猫は人間のように虫歯にはなりにくい動物なんだそうですが、口内トラブルは起きます。
キャットフードは、肉に比べて食べカスが残りやすく、放置すると歯垢や歯石となって、歯肉炎や歯周炎などのいわゆる「歯周病」の原因になります。
以前、かかりつけの獣医さんから聞きましたが、ウェットフードや液状おやつはカリカリよりも歯垢が残りやすいんだとか。
歯の表面についた食べカスは1日で歯垢となり、2~3日で歯石になると言われています(サイトによっては1週間以内で歯石になると書かれているところもありました)。
一度歯石になってしまうと、歯磨きでは取り除くことができなくなってしまうため、毎日歯磨きができるとベストですが、それが無理でも、2~3日に1回はケアすることが望ましいんだそうです。
歯磨きアイテム
猫用のデンタルケアアイテムは歯ブラシからオモチャまで、いろんなものが出てますよね。
とにかく、子猫のころから歯磨きに慣れてもらうのが大事という頭だけは私にもあったので、いろんなものを試してきました。
世話係が猫の歯磨きを習慣化できていないのが最大の問題ですが、使ったことのあるものを紹介します。
歯磨きシート
指にシートを巻き付けて口の中をごしごしするものです。はぐりを飼い始めて最初のころにこういうシートや指サックみたいな形状のものを使いました。
ただ、猫の口ってけっこう小さいので、シートを巻き付けた指が思ったより太くて、子猫のころは口の中に入れづらかった記憶があります。
でも歯磨きに慣らしていくためのステップとしてはシートからが良いと思いました。嚙まれると痛いので、ガシガシ噛んでくるようであれば注意が必要です。
歯磨きおやつ
このgreeniesの歯磨きおやつは、ブログ仲間のkuraさんが我が家に遊びに来た時にプレゼントしてくれたもので、それ以来ずっと気に入って購入しています。
気に入っているポイントがこちら。
- 主原料はすべて自然素材
- 噛むことで歯垢と歯石の蓄積をコントロール
- 成猫用総合栄養食の基準をクリア
おやつとしてあげているけど罪悪感を感じなくてもいいおやつって最高じゃないですか!
一つだけ、greeniesに要望をあげれるのであれば、粒のサイズが少しだけ小さくなったタイプも出してほしい!
このおやつ、1粒がかなり大きいのでかみ砕くことで歯磨きの役割になっているんだと思うのですが、パンジーは口腔内がやや狭くて、大きめの粒だとかみ砕くのがちょっと難しいんです。
我が家はずっと「グリルチキン・西洋マタタビ風味」をあげてますが、5種類の味があるので飽きやすい猫ちゃんにもありがたいですね
歯磨きオモチャ
このまゆ玉の歯磨きオモチャは、はぐりが子猫のころにめちゃくちゃ気に入って遊びました。
まゆ玉のデコボコの表面を噛むことで歯の汚れをかきとるようです。
またたびの実入りでカラコロ音がするので、振り回して遊ぶのにも最適。
素材が綿、またたびの実、天然まゆ(絹100%)、麻だけで、天然の素材にこだわってつくられているのもポイントでした。
このペットステージのシリーズはいくつか種類がありますよね。
2重のメッシュをカミカミすることで、デンタルケア効果が期待できるんだとか。
我が家はネズミのタイプを購入して、初代の2匹がボロボロになったので買い換えたところ、猫たちの興味が終わってしまい(猫あるある)、今は飾り物になってます、、
中にキャットニップが入っているので猫がかなり興奮しますし、ちょっと手をかければススーっと床の上を滑っていくので一人遊びも楽しめます(家具の下で行方不明になる確率が高め)
これもメッシュ生地に歯が食い込むことで、歯の汚れを落とす効果があるとされていて、中にマタタビが入っているので、忘れたころにたい焼きを出すとふたりともすごい食いつきます。
「国産」とついてるだけで安心してしまう世話係です。
もうボロボロなんですが、買い換えるときっと上のネズミと同じ運命をたどりそうなのでボロボロのまま使い続けていますw
歯ブラシ
歯ブラシは、猫用の商品も売っていますが、私は人間の赤ちゃん用を使っていました(写真の奥側2つ)。
もちろん、はじめは猫用を2種類ほど試したのですがヘッドの大きさやブラシの硬さがしっくりこなくて、そんなときに猫友さんからピジョンの赤ちゃん用のブラシがいいよーと聞いたのです。
人間の赤ちゃん用のブラシは猫用として売っていたブラシよりも柔らかく、ブラシの長さも短くて使いやすいと思います。
ピジョンの乳児用は月齢でいくつか種類が出てますが、月齢に応じてブラシの柔らかさも違う感じがしました。
歯肉炎になっている猫ちゃんであれば歯ブラシで出血することもある(はぐりもそうでした)ので、柔らかいブラシのほうが磨きやすいと思います。
ペスルームの「パーフェクトデンタルケアセット」を使ってみた!
以前、「爪切りを試してみませんか?」と声掛けしていただいたペスルーム(Pethroom)さん。
ぺスルームは、大切な家族の一員であるワンちゃん、ネコちゃんの安全で楽しいバスルームカルチャーを創りたいという気持ちから始まった韓国ブランド。
実は、爪切りだけでなく歯ブラシも一緒に試させていただいていたのです(私が猫の歯磨きをおろそかにしているのをどこかで察知していたのでしょうかw)。
ペスルームの歯ブラシの特徴
ペスルームの「パーフェクトデンタルケアセット」は通常のブラシが4本と、集中ケア用のブラシが1本の5本セット。
- 超小型ヘッドで奥歯までしっかりケア
- ペットの口内構造にぴったりの長さと角度設計
- 0.08mmのマイクロファイバー毛1200本で優しく磨ける
- プレミアムPBTマイクロファイバー使用で密着力がすごい
- 人工的な有害物質が使われていなくて安心
超小型ヘッドでサイズがパーフェクトな歯ブラシ
猫の口ってけっこう小さいんですよね。
ブラシが長かったり土台部分の厚みがあったりするタイプって、口の横に滑り込まそうとしてもその数ミリの厚さが邪魔になることがあります。
アーーとお利口さんに口を開けたまま磨かせてくれる猫ちゃんならどんな歯ブラシでもOKだと思いますが、歯の真上から磨かせてくれるコって少ないはず。
我が家の猫ズは、歯ブラシを口に入れること自体はさほど抵抗しませんが真上からゴシゴシブラッシングは無理なので、頬の横から側面をブラッシングすることが中心。
なので、ヘッド部分が小さくて薄いもののほうが口の中で当たらずに磨きやすいのです。
これは今まで使っていたピジョンの乳児用歯ブラシ(上2つ)とのサイズ比較
ピジョンの乳児用もけっこう小さいつくりですが、ペスルームのものはさらにヘッドの部分が小さいのがこうして見比べるとよくわかります。
そして柄の部分。
持ち手とブラシの間に一定の細長い部分があることで、口の奥までいれても邪魔になりません。
毛先がとにかく柔らかい
一般的な低価格歯ブラシの毛の材質はナイロン製が多いようですが、ペスルームの歯ブラシはプレミアム抗菌PBTマイクロファイバーが使われています。
このマイクロファイバー、0.08mmで歯への密着力が一般の歯ブラシよりも3倍優れているんだそう。
ブラシの毛先が細くギュッと集まっている雰囲気、写真でもわかるのではないでしょうか。
集中ケア用のブラシのほうは、見た目でスポンジがついているのかな?と思っていましたが、こちらもマイクロファイバー毛で作られていて、なんと1200本が密集してるんです。
この1200本の毛量で歯垢の除去効果が高まるんだそう。
毛先が丸くカットされているので歯茎にふれても低刺激で優しく磨けるんですよね。
優れた品質(FDA承認済み)
ペスルームの歯ブラシは、アメリカ食品医薬品局(FDA)承認済みで、厳しい抗菌効果試験に合格した商品。
口の中にいれて使うものなので、健康に悪影響を与えるような有害物質が使われていないのはとても安心ですよね。
ペスルームの歯ブラシ、使い心地レポ
さて、これから歯磨きします。これから始まる歯磨きタイムに、悲壮感と緊張感がいっぱいい漂っているはぐり
我が家の歯磨きは、膝の上に乗せて後ろからブラシをいれこみます。私は後ろからのぞき込むようなかたちになるのでけっして磨きやすい体勢ではないのですが、我が家はこれがベストかなぁ。
向かい合って大人しく口を開けてくれているコを見ると羨ましい。
はい、歯ブラシいれてきますよー
これまで使っていた歯ブラシよりもヘッドが小さくて薄いので、シュッと入れ込みやすいです
口を大きく開けっぱなしなんてしてくれないので、頬の横から歯ブラシを入れ込んでゴシゴシします。
真上から磨こうとするとすぐに嫌がってしまうので、とにかく側面だけでもちゃんと磨ければいいや。くらいのスタンス。
長い時間ジッと磨かせてはくれないので、片側で数秒というところでしょうか。
頬の横にブラシをいれたままゴシゴシするので、厚みがあるタイプだと頬にブラシがあたりやすいのですが、ペスルームの歯ブラシは口の中でゴシゴシこすっている間も邪魔になりにくいです。
激しい抵抗はしませんが、ソフトに手でイヤイヤしたり、顔を背けて抵抗されます。
はぐりは奥歯に歯石ができてしまっているので、歯磨きで歯石が取れるってことはないと思うのですが、集中ケア用のブラシで歯石ができている部分をごしごしとピンポイントにこすれるのが嬉しい。
集中ケア用ブラシのヘッドは本当に小さいので、磨きたいところめがけてブラシを移動させやすいし、小さく小刻みに動かしやすいです!
少しお値段ははりますが、それに見合ったクオリティの歯ブラシなので気になる方はチェックしてみてくださいね
~余談~
以前、はぐりがまだ病院嫌いになってなかったころ、一度だけ近所の病院で歯石を一部取ってもらったことがあります。
先生が口の中を点検しているときも大人しくして、これなら大丈夫かもということで、歯石をとるスケーラーで見えているところだけ落としてもらいました。
(通常、歯石を取るとなったら全身麻酔でするんだそうですよ)
ガポッっと歯石が取れて、見てる私も気持ちよかったですが、それから病院に通うような病気をすることもなくなり、今では病院が大嫌いに。
ワクチンに連れて行くだけで興奮してしまうので、もう歯石を大人しく取らせてくれるなんて無理になってしまいました。
どうやったら歯磨きを習慣化できるのか
これ、だれか教えてほしいー
自分の歯磨きなら、磨き忘れていても口の中が気持ち悪いなって気が付くので、そのまま歯を磨かずに寝てしまうなんてないですよね。
エキゾチックショートヘアは目の周りのケアはまめにしないと大変なことになるので、目の周りは毎日かかさずしているのですが。
猫の歯磨き、忘れがち。
忘れがちっていうか、ちょっと面倒に感じてしまってスルーしがち。
歯磨き曜日を決めてみようかな。
そうすれば、世話係の仕事として意識しやすくなるんじゃないか。
公の場で宣言して書くことでちゃんと続けれますように。